見合い・結納・結婚式披露宴のスピーチ集

司会者のあいさつ

■男性の場合
皆さま、本日はこのように盛大にご参列くださいましてありがとうございます。僭越ではございますが、私が×××××君と×××××さんのご婚約披露の司会をさせていただきます。私は、×××君と同じ会社に勤務しております×××××と申します。
 行き届かない点もあろうかと存じますが、お許し願いまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。 本日は、お二人の前途を祝して多数のお集まりいただいております。お二人へのはなむけとしてお祝いのお言葉や歌などを披露していただき、思い出に残るつどいにしていきたいと存じます。 それではただいまより、開宴をいたします。まずは、幸せいっぱいのお二人を拍手をもってお迎えください。

■女性の場合
皆さま、本日はお忙しい中を、このような大勢おこしくださいましてありがとうございます。
 ただいまより、×××××さまと×××××さまのご婚約披露の宴を開かせていただきます。僭越ではございますが、私、本日の司会を務めさせていただきます×××××と申します。×××さま、×××さま、おふたかたとも私の親友でございます。放送関係の専門学校で、ずっと一緒にアナウンサーになるための勉強をしてまいりました仲間です。
 そういった関係で本日のこの大役を私が仰せつかったわけでありますが、お話し屋のプロといえ、まだ未熟者でございます。 皆さまのご協力により、本日の宴を楽しく盛り上げさせていただきたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。

仲介者のあいさつ

■1
かねてからご交際されておりました×××××君と×××××さんが、このたびめでたくご婚約されました。お二人は今後、婚約者同士として、挙式の日までお過ごしになります。
 ここにお集まりの皆さまには、どなたもすでにお二人の人となりにつきましては、よくご存じと思いますが、出会いは二年前だそうです。スポーツ好きのお二人がテニスクラブで知り合い、愛を育て、本日に至りました。
挙式は来年の春の予定ですが、あと半年あまり、心の結びつきをいっそう強めていくことになるものと確信いたしております。 ご来席の皆さまにおかれましても、どうかこの二人を温かく見守り、ご助力いただけますようよろしくお願い申し上げます。簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。

■2
このたび、×××××君と×××××さんとの間にめでたく婚約が成立いたしましたことをここにご報告申し上げます。これは、私にとりましても大きな喜びでございます。
 ×××君は、私の勤務しております●●●病院の優秀な研究員でありますし、また×××さんは、きわめて優れた看護士さんであります。 お二人とも私ども夫婦のよき友人であります。私どもの紹介によりご交際が始まり、お互いの理解を深められ、めでたく、このたびご婚約成立の運びとなったしだいであります。
 お二人は、今年の秋に結婚式をお挙げになりますが、とりあえず皆さまにこの喜びをご報告し、お二人の輝かしい将来を祝福していただきたいと存じまして、本日、この宴を開くことになりました。お忙しい中のご出席を感謝し、お二人とともに楽しいひとときをお過ごしくださるようお願い申し上げます。ありがとうございました。

本人のあいさつ

■男性
皆さま、本日はお忙しい中をおいでいただきましてありがとうございました。
私たち両名は、本日婚約をいたしました。結婚に向けての具体的な準備はこれから始めますが、挙式はできるだけ早くと思っております。と申しましても、私たちはまだ未熟者です。 皆さま、ご指導のご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

■女性
このたび私どもが婚約いたしましたことを、ここに謹んでご報告申し上げ、つたない私どものためにお集まりいただきましたこと心から感謝いたします。心を合わせてあすを築いていきたいと念じております。どうか、よろしくご指導くださいますようお願い申し上げます。

職場の上司の祝辞

ただいまご紹介をいただきました×××でございます。本日の主役であります×××××君の直属の上司ということで、本席へお招きいただきました。ご指名により、ひとことお祝いの言葉を申し述べさせていただきます。
×××君は、私どもの●●●商事へ5年前に入社され、以来、私が部長をしております第三営業部に所属しております。この×××君に、意中の人がいることは早くから察しておりました。
 しかし、きょうまでお目にかかる機会がなく、先ほど紹介され、「やったな、×××」と心の中で叫びました。いかにも若い女性らしく明るい印象。きっと良い奥さんにおなりでしょう。 ×××君、××××さん、そしてご両家の方々、本日のご婚約本当におめでとうございます。

職場の同僚の祝辞

お二人の輝かしい前途を、心からお祝い申し上げます。
 これまでは、なるべく二人になりたいと願っていたことと思います。しかし、きょうからは天下晴れて婚約者同士です。今後は周囲の人たちのなかに二人で溶け込んでください。 私たちに「冷やかす楽しみ」をしばらく与えてくださるようお願いし、あいさつにかえさせていただきます。、

一般列席者の祝辞

ういういしいおふたかた、ご婚約おめでとうございます。
 婚約から結婚式までの間は、まさに人生の春です。夢みるようような、楽しい季節であります。 しかし同時に、生涯の伴侶と定められた相手といっそう理解と愛情を深め、新家庭を築かれるためのとても貴重な準備期間でもあります。
 バラ色のこの季節を、どうか有意義にお過ごしになってください。もう一度おめでとうと申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。

友人(女性側)の祝辞

×××さん、ご婚約おめでとうございます。
私は、×××さんとは中・高・短大とずっと同じ学校で学びました。×××さんより一足先に結婚をいたしましたが、不徳のいたすところで婚約時代という甘い季節を過ごしそこねてしまいました。 ×××さん、どうか私の分まで、たっぷりと甘い季節の味をたのしんでくださいね。今日は、ほんとうにおめでとうございます。

友人(男性側)の祝辞

×××君、ご婚約おめでとう。
実は、我々友人は、×××君の長い独身生活をそろそろ気にし始めていたのですが、これでひと安心しました。本音を言えば、自由な一人身がうらやましくもありましたが・・・。そして、今はこん若く美しい方を射止めた×××君がうらやましい。11月に挙式されるということですが、それまではわれわれもお邪魔はしない、と誓いましてあいさつの言葉とさせていただきます。

婚約者共通の友人の祝辞

×××さん、×××さん、ほんとうにおめでとうございます。
私は、お二人のなれそめから本日に至るまでよく存じあげておりますので、自分のことのようにうれしいです。登山を共通の趣味として親しくお付き合いさせていただいておりますが、×××さんは口数の少ない、最近には珍しい男性的な男性、×××さんは、楚々とした女性で、お似合いのカップルだと思います。 お二人の前途を祝しまして、ごあいさつとさせていただきます。

結婚披露宴での司会者のスピーチ

●司会者にとって大切な三つの心得
結婚披露宴の司会をする人は、基本的に次の三つを心得ておいてください。
@明るく清潔な印象を与える身だしなみ
A言葉をはっきりと発音すること
B笑顔とユーモアを忘れないこと


●プログラムの例
@来賓入場・着席
A新郎新婦入場
B司会者開宴のあいさつ
C媒酌人のいさつ
D主賓あいさつ
Eウエディング・ケーキ入刀
F鏡開き(場合によって省略)
G乾杯
Hお色直し
Iキャンドルサービス
J来賓あいさつ
K余興
L祝電披露
M両親への花束贈呈
N両家代表の謝辞
O新郎新婦退場
Pお開きのあいさつ


●司会者マナー
式場専属のプロ司会者もいます。しかし、あまりに手際が良すぎてかえって形式に流されてしまうことがあります。そのため、多くの新郎や新婦のことをよく知っている人が起用されます。任にあたる人は、心をこめ、検地に富む司会を自信をもってすることです。

●掛け合い式司会
新郎と新婦から一人ずつ男性と女性の司会者を立て、掛け合い式に宴をすすめることが増えています。楽しい進行になってよいのですが、司会者が悪のりして年配の参会者に不快感を与えないように注意します。