
司会者のあいさつ
皆さま、本日は×××××氏の還暦祝いに、このように多数ご列席くださいまして、厚く御礼申し上げます。
ただいまよりお祝いの会を開きたいと思いますが、×××さまの強い希望で、和気あいあいの楽しい会にいたしたいと存じます。どうか、ごゆるりとお過ごしくださいますよう、初めにお願い申し上げます。
■お祝い品の慣例
幹事のあいあつ
×××さま、本日はおめでとうございます。また、ご列席の皆さま、ご多忙の中、ありがとうございました。
僭越でございますが、幹事として、最初にひとことごあいさつを述べさせていただきます。本年は、昭和○○年生まれの人には数えて61年めでございます。
ご本人にどの旨を申し上げましたところ、「いまどき還暦祝いでもないだろう」と、むしろありがた迷惑のように申されたのでありますが、私の考えますところ、最近の還暦の祝いは、「年寄りの功績をたたえる長寿の祝いではなく、この機会にグーンと若返ったつもりで、心機一転、再出発することの祝い」であります。
そういうことで再度おすすめし、納得を得まして、本日この会を開催する運びとなりました。
皆さまご覧のとおり、まだまだお若くお元気で仕事に励んでおられる×××氏でありますが、ご家庭では、すでにお子さまたちはそれぞれご立派に成人され、お孫さんもあおりです。
しかし、ただいまもうしましたように、仕事の上では、これからが正念場と口ぐせに申されます貼りきりボーイでいらっしゃいます。
本日は、皆さまとともに、なごやかに氏の還暦を祝い、いっそうのご健康とご活躍を期待する宴といたしたいと存じます。
皆さま、どうぞごゆうくりご歓談くださいませ。
還暦祝いでの謝辞
皆さま、本日はこのように盛大な会を私の還暦祝いとして催してくださり、まことにありがたく、厚くお礼申し上げます。
また、かずかずのお祝辞やおほめの言葉をいただき、身にあまる光栄と、感激もひとしおでございます。
女性の方には恐縮ですが、昔から「男の年は気持ちのとおり、女の年は顔のとおり」と申します。私はまだまだ若いつもりでおります。
これからも、皆さまの励ましのとおり、健康を第一に、私の長年の念願であります海外への事業進出のため、大いに努力していきたいと考えております。どうか、今後とも相変わりませずご支援のほどお願い申し上げます。
本日は、皆さまお忙しい中をほんとうにありがとうございました。
古希祝いでの来賓の祝辞
×××××さま、古希のお祝いおめでとうございます。
私はただいまご紹介いただきました×××でございます。平素から×××さまにはひとかたならぬご懇情をたまわっております。
その上、本日のご盛宴にお招きにあずかり、お祝いを述べさせていただきますことは、私の大きな喜びでございます。
中国の杜甫の詩に「人生70年古来稀なり」とあるところから、70歳の長寿を祝うならわしとなったそうでありますが、平均寿命の延びた今日でも、70歳を迎えられ、しかもご壮健でご活躍されますことは、まことにおめでたいことでございます。
×××さまが今日まで築いてこられたご功績につきましては、いまさら申すまでもなく、皆さまご承知のとおりであります。「人生は青春の夢に忠実であれ」という言葉を耳にしたことがございますけれども、×××さまは、まさにそのとおりにしてこられた方でもあります。
どうか、これからも私どものお目付け役として、叱正ご指導くださいますようお願い申し上げます。今後ともいっそうご健康に留意されまして、喜寿、米寿までも長生きされるようお祈り申し上げ、お祝いのあいさつといたします。
古希祝いでも謝辞
本日は、私の古希を祝ってこのように盛大な催しをしていただき、深く感謝いたします。「長生きすれば恥多し」と申しますが、かずかずのお祝いやおほめの言葉をいただき、いまさらのように恥じいるばかりです。
それにつけても思いますことは、きょうまでこうして長生きできましたのも、ひとえに神仏のご加護と、皆さまの変わらぬご愛顧のおかげということであります。ありがたく感謝の気持ちでいっぱいでございます。
そして、きょうも皆さまの励ましの言葉によって、いっそう自重し、少しはご恩返しになる仕事をしたいと念願しております。
どうか、今後とも相変わりませず、お力添えくださいますようお願い申し上げます。
本日は、まことにありがとうございました。
喜寿祝いでの祝辞
喜寿を迎えられました×××××先生に、長い間ご交誼をたまわりました一人として、心からお喜び申し上げます。
いまさら私が申し上げるまでもなく、皆さますでによくご存知のとおり、先生は、腎臓医学の権威として世界的にも著名な方であります。
にもかかわらず、長い間この小都市の病院長としてお勤めくださいました。先生の手によって生命を救われた者は数限りありませんが、そのだれもがこの先生のご人徳を慕い、尊顔を拝しただけで心が安らぐと申しております。
ほかならぬ私もその一人でございますが、聞くところによりますと、この度のお祝いを機に、院長の職をおりられるとのこと。しかし、引き続き病院にとどまって研究を続けられるとうかがい、心から安心し、うれしく思います。
本来なら、おめでたい喜寿を機会にご隠居されて、長い間のお疲れをお休め願うべきでありましょうが、あえて勝手申します。
どうか、希望をお聞きいれてくださいまして、いっそうご壮健で米寿ならず白寿までも長生きしてくださり、私どもの命の守護神となってくださいますようお祈りして、ごあいさつといたします。
喜寿祝いでの謝辞
皆さん、本日はありがとうございました。
「われわれは若いときに学び、年をとってからそれを理解するのだ」という賢人の言葉がありますが、私もまだ学んだことの半分も実践しておりません。これからも皆さまのお役に立てるよう努力してまいりたいと思います。皆さまの温かい励ましに心より感謝申し上げ、厚くお礼申し上げます。
米寿祝いでの祝辞
×××××師にはめでたく本日、米寿を迎えられ、慶賀のきわみに存じます。長年ご交誼を受けます知人として、お祝いの席にお招きにあずかり、私も感激いたしております。
「人格の完成は長寿によって初めて得られる」と、現在も一日も勉強をおろそかになさらないとうかがっております。敬服いたす次第でございます。
どうかいっそうご壮健にて悠々長寿うぃ楽しまれますよう。ほんとうにおめでとうございます。
米寿祝いでの謝辞
皆さん、私のためにこのように盛大なお祝いをしていただきありがとう。88歳とは、よくも生きたものと感慨ひとしおであります。これからもどうぞ変わらぬご支援をお願い申し上げます。